素敵なお兄さん、お姉さん
日付:2012/03/15
今日は、年長さん最後の幼稚園の日です。
子ども達と遊びながらふーっとため息が出ます。
新たな旅立ちを心待ちにしている子ども達をよそに、私達職員は小さかった去年、一昨年、その前のことを思い出して大きく育ったことへの感謝とお別れの切なさがため息に変わってしまうのでしょうね。
幼稚園に入った頃・・・
お散歩が辛くてアスファルトに伏せて泣き出した子
ブロックを持つとニカニカ笑いながらお友達を追いかける子
幼稚園に飽きたのか「もう、幼稚園辞めるから・・・」「明日は、クッキーを食べるよ」「じゃぁクッキーを食べてから辞める」そういい続けて3年がたちました。
ランチで嫌いなものが出ると「あ痛たたたた・・・・(>_<)お腹が痛い」と言い出す子。「大丈夫。お姉ちゃんも同じ事をやっていたから^m^」
赤バッチのお部屋から出られないでいた子
思い通りにならないと玄関で怒って軌道修正していた子
自分の持ってきた絵本バックや縄跳びを毎日って帰っていた子^m^
お姉ちゃんが幼稚園に入って、自分はお見送りだった子がやっと自分もパンダバスに乗れる。とても喜んで幼稚園に来ていましたね。
小さくて、誰かが支えていないと何も出来なかった子ども達。
今は、先生を支えてくれて友達を大切にしてくれる。これ以上無いくらいにサービスもしてくれる。損得を考えずまっすぐな心で相手を大切にしてくれる、そんなたくましい心が育ちました。
【わたしは、植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である】
私達は、この聖書の言葉に支えられて保育をしてきました。
素敵な子ども達に成長するよう願い、想像して祈りながら保育計画を立ててきました。
くじけそうになる時もあります。私達は、一人ひとり育ち方が違います。色んな環境で育った子ども達です。個性もあります。マニュアルなんてありません。心と心、誠心誠意のぶつかり合いで向き合っていかなければなりません。
ですから、目に見える成長と心の成長が感じられた時、本当に涙が零れて来ます。
心に沢山のポケットを作って育ってくれてありがとう。どうぞ小学校・・・大きくなっても幼稚園でのこと忘れないで下さいね。
保護者の皆様に置かれましては、小さな幼稚園での日々の行事へのお手伝いを頂き子ども達のために一緒になって楽しんでくださったことを心より感謝申し上げます。なにより、幼稚園を信じて幼稚園生活を過ごさせてくださったことに感謝いたします。いつでも遊びにいらして下さい。子どものみならず、保護者の皆様が帰って来られる場所です。職員も変わらずいることでしょう^m^ どうぞ近況報告がてらお待ち申し上げます。
明日は、素敵な卒園式になる事でしょう。